1952 Brothers' Association hosted by Yasumasa Obara

ギター兄弟の会



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digitalguitararchive/1952-07-No.12 P.23

小原安正氏の主催 兄弟の会
1947年10月21日:
第1回「ギター兄弟の会」
於:東京 保険協会講堂
馬場康夫・中里一・田中吉二郎・小原二郎・大澤半七・人見徹・(福間日出子)・小原安正・
1949年12月11日(土)1時30分:
第2回「ギター兄弟の会」
於:東京 保険協会講堂
中里一・大澤絆・人見徹・小原二郎・小泉澄江・藤尾タケ子・新津美佐子・(賛助)小原安正

1.二重奏 中里一・小原安正   ロシアの想出 ソル
2.独奏 小泉澄江 ソナチネ(全3楽章)ジュリアーニ
3.二重奏 大沢絆・小原安正 アルアムブラの思出 タルレガ-サグレラス
              ムーア風セレナータ チアピ-プラト
4.独奏 中里一       主題と変奏 Op.17 カルカッシ
              カムパネラ     バッハープラト
              ムーア風舞曲    タルレガ 
5.二重奏 小原二郎・小原安正 ソナタ(全4楽章)初演 横尾幸弘
6.独奏 大沢絆       前奏曲 バッハ-セゴビア
              練習曲 ケラメル-タルレガ
              トレモロ カーノ
7.二重奏 人見徹・小原安正 二人の友 ソル
8.独奏 小原二郎 ロンド(ソナタより) ソル
         演奏会用大ホータ  タルレガ
9.独奏 人見徹 主題と変奏 モツアルトーソルーセゴビア
        アラビア風狂想曲 タルレガ
1949年:
第3回「ギター兄弟の会」
小原安正・中里一・大澤絆・小原二郎・人見徹・加藤高彦
第5回「ギター兄弟の会」 多木宣・加藤高彦
1952年 兄弟の会
(写真説明)
小原安正師を父として生まれた専門家志望者の兄弟逹。
その名の示すように、兄弟の愛情を持つて、個人的、社会的なあらゆる問題の解決には積極的に努力をする。
毎月一回の研究会、又毎月四回の和声学、音楽美学の講義を持って、演奏家として問題の解決に必要な知性を養っている。
毎年行われるコンクールには出場者が多く、統計してみると第一回五名、第二回五名、第三回八名、計延十八名。その中予選通過者は十五名、入賞者は、第一位二名、第二位二名、第三位一名、次席二名、計延七名となっている。
又既に一名は昨秋独奏会を開いた。
毎年研究発表会を催し、今年は第五回を特にソール研究として、本邦未発表の曲を公演した。
生まれた当初は数名の小グループだったが、次第に成長して今では兄弟の数十五名。
この会の存在に意義あらしめるの兄弟の努力は勿論の事、大人の方々のきびしい指導と、絶えざる批判に裏付けされた豊かな愛惰が是非とも必要。

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