1964 Oscar Ghiglia's First Recital in Japan




1963年 O.R.T.F 第1位時の撮影

Oscar Ghiglia [1938年8月13日 - 2024年3月3日]

1963年の「Coupe Internationale de la Guitare」コンクール(演奏・解釈部門)で満場一致で最優秀賞を受賞した、イタリア出身のオスカー・ギリア(当時25歳)。
彼はディプロマ、名誉勲章、1,000新フランスフラン、そしてRTF放送のソリストとしての出演契約を獲得しました。
ミゲル・アブレニスは、彼の演奏を「卓越した音楽性とスタイル感覚、優れたリズムと音質、そして明確で正確なテクニック」と評しています。 [*転記]:digitalguitararchive/74-1963-Guitar-News.pdf/P.29




1964年 オスカー・ギリア初来日 歓迎懇談会記念写真
9月26日 神戸 農業会館ホール・9月27日 尼崎 文化会館・9月29日 大阪 御堂会館

[*挿画出典元]:『写真で見る日本ギター史』1992年3月30日初版発行
発行所:現代ギター社/安達右一・監修【GG番号】GG090





1964年9月14日~1964年10月2日
オスカー・ギリアギター演奏会 来日スケジュール

[*挿画]:digitalguitararchive/





1964年9月25日 オスカー・ギリアギター独奏会 於:中小企業センターホール[名古屋]

Oscar Ghiglia [1938年8月13日 - 2024年3月3日]








1964 Jorge Ariza's First Recital in Japan




1964年 ホルヘ・アリサ初来日コンサート

ホルヘ・アリサ Jorge Ariza[]




1964年 ホルヘ・アリサ初来日コンサート

ホルヘ・アリサ Jorge Ariza[]


1964年 ホルヘ・アリサ初来日コンサート

ホルヘ・アリサ Jorge Ariza[]



GUITAR

2006年10月15日  ホルヘ・アリサ・コンサート

東京文化会館にての実況録音


2006年10月15日  ホルヘ・アリサ・コンサート

東京文化会館にての実況録音



(2010年3月18日)
インタビュアーの「パブロ・ロメロ 氏」がクラシックギタリストである「ホルヘ・アリサ氏」に質問をされている。

🎼1. 幼少期とギターとの出会い
• グラナダ出身。5〜6歳の頃からギターに強く惹かれ、6歳で初めてギターを手にする。
• 9歳で著名ギタリストホセ・リクエルダに師事。15歳でマドリードに移り、レジーノ・サインス・デ・ラ・マーサに学ぶ。
• 幼少期は独学で調弦もできず、周囲を困らせたが、ギターへの情熱は揺るがなかった。

🎼2. 音楽一家の背景
• 父はバリトン、母はソプラノ歌手。兄フェルナンド・アリサもギター奏者。
• 祖母はフランシスコ・タレガに師事し、母はアンヘル・バリオスに音楽理論を学ぶ。
• 兄弟姉妹6人全員がピアノを弾くという、音楽に満ちた家庭環境。

🎼3. 若き日の演奏活動と生計
• 1960年代はキャバレーやナイトクラブでエレキギターを演奏し生計を立てる。
• 演奏の合間にクラシックギターの練習を続け、後にベルギー音楽院教授に就任(1961〜1965年)。

🎼4. 録音と日本での活動
• 録音には消極的だったが、東京で初めてアルバムを録音。日本の音楽とスペイン音楽を収録。
• 録音当日は写真撮影と誤解し、飲酒後に急遽録音を行うという逸話も。

🎼5. 師匠たちとの関係
• セゴビアからは直接の指導は受けていないが、奨学金制度創設に関与。
• サインス・デ・ラ・マーサとは深い師弟関係。厳格ながらも誤りを認める姿勢に敬意を抱く。

🎼6. 教育者としての歩み
• ベニカシム国際コンクール優勝後、マドリード王立音楽院教授試験に合格。
• 試験は透明性が高く、教育学・編曲・演奏など多岐にわたる内容だった。
• 教育制度の変化には批判的。かつての混合授業の利点を強調。

🎼7. ギター観と演奏哲学
• 高価なギターと安価なギターの差は演奏者の技量次第と語る。
• チューニングの難しさはギターの品質や弦の繊細さに起因すると推察。

🎼8. 引退後の生活と展望
• 教えることへの情熱は続くが、現在は読書と演奏に時間を費やす。
• バッハ作品に取り組みながら、演奏の準備を怠らない姿勢を維持。






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